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マッカランの味わいや種類、歴史などを徹底解説

スペイサイド

マッカランは、スコットランドのハイランド地方にあるスペイサイド地区で生産されるスコッチ・ウィスキーです。

マッカランは、世界5大ウィスキーの中でも「ウィスキーの代名詞」とも称されています。その特徴は、大麦麦芽100%で造られる上品な甘さとまろやかさ、そして何と言っても、その華やかな香りです。シェリーやドライフルーツ、アンズ、ナツメグといった香りが複雑に混じり合っています。

本記事では、マッカランの味わいや特徴、種類、歴史をご紹介します。

記事の最後では、マッカラン以外におすすめしたいスコッチ・ウィスキーをご紹介していますので、参考にしてスコッチ・ウィスキーを楽しんでみてください。

マッカランの特徴

マッカランの特徴は、厳選した原料、資材を使用するこだわりの製造方法にあります。その飲み口のまろやかさと、華やかで上品な香り、特にシェリー酒の香りはマッカランの最大の特徴と言っても過言ではありません。

厳選した原料・資材を使用

マッカランは、製造過程で使用される原料から資材までを厳選していることで知られています。原料である大麦は蒸留所が指定する農園で造られたものを使用しており、香りの特色であるシェリー酒の香りを付けるためのシェリー樽も自社管理の森林から伐採・乾燥させて製造するほどのこだわりを持っています。

シェリー酒の香り付け

マッカランの特徴の一つであるシェリー酒の香りを作り出しているのが、自社製造のシェリー樽です。この樽は、スペインのセレス地方にあるゴンザレス・ピアス社に依頼し、オリジナルレシピで3年間ドライオロロソ(シェリー酒)を熟成させて回収します。この工程を経て、シェリー酒の香り高いマッカランの原酒が熟成されるのです。

マッカランの種類

マッカランは、その上品な香りと、穏やかな甘みが楽しめ、口当たりもまろやかです。そのため、スコッチ・ウィスキーの中でも飲みやすくなっています。ここでは、マッカランのラインナップの中からおすすめのものをご紹介します。

マッカラン12年

「マッカラン 12年」は、ザ・マッカラン・シェリーカスクシリーズのスタンダードなボトルです。シェリー樽由来の赤味がかった琥珀色が美しく、香りにはバニラやドライフルーツ、アンズやナツメグ、ジンジャーが複雑に混じり合います。味わいは穏やかな甘みの中に、スモーキーさやスパイシーさも感じられます。すべてのバランスが良く、マッカランの代名詞と呼べる逸品です。

マッカラン 18年

「マッカラン 18年」は、厳選されたシェリー樽で18年間熟成した原酒をヴァッティング(混ぜ合わせる)した逸品です。「マッカラン 12年」の持ち味を濃厚にしたような感じですが、野いちごのような酸味とスパイシーさが強く、よりドライフルーツの味が濃厚に感じられるようになっています。

マッカラン 25年

「マッカラン 25年」は、最低でも25年間熟成させた原酒のみを使った、大変贅沢な逸品です。シェリー酒の香りとウッドスモークの中に、かすかに感じられるシナモンや柑橘系の香りが上品に広がります。口当たりは非常にスムーズで、キャラメルの濃厚でリッチな甘み、スパイシーさや酸味が同居します。余韻も長く感じられるラグジュアリーなボトルです。

マッカランの歴史

マッカランは、密造の時代と呼ばれる頃から密造酒を製造していた歴史があります。しかし、1824年、ハイランドでは2番目となるイギリス政府発行のライセンスを取得し、合法的に蒸留ができる政府登録蒸留所として発足した歴史を誇っています。

しかし、マッカランはそれよりも以前、18世紀の初め頃には農家の副業としてひっそりとウィスキーが造られていたと言います。その地域で造られる「いのちの水(ウィスキー)」は大評判だったそうです

合法的に蒸留ができるようになった後、1892年にタリスカー蒸留所の共同オーナーであったロデリック・ケンプが蒸留所を買収し増築を行い、名称を「マッカラン-グレンリベット蒸留所」として事業を拡大していきます。

ロデリックの死後は、ケンプ財団が経営を引き継ぎますが、第二次大戦後までは不遇の時代を迎えることになります。

1980年には蒸留所の名称を「マッカラン蒸留所」に変更し、シングルモルト・ウィスキーの販売へと大きく舵を切りました。

伝統を受け継ぎつつも、マッカランは革新も忘れていません。2018年には1億4000万ポンド(約210億円)もの巨額の資金を投じて、巨大エンターテイメント施設のような新蒸留所をオープンさせ業界を賑わせています。

スコッチ・ウィスキー(シングルモルト)おすすめの銘柄

ここでは、マッカランのようなスコッチ・ウィスキーをより楽しみたい方におすすめの銘柄をご紹介します。今回は、マッカランと似たニュアンスのものをご紹介しましょう。

グランファークラス

グレンファークラスは、創業の頃からグラント家が経営を続けている老舗ウィスキーメーカーです。現在では珍しいガス直火焚きによる蒸留を行っていることでも知られます。シェリー樽熟成による芳醇な香り、フルーティーな味わいが特徴です。詳細はグレンファークラスのページをご覧ください。

スプリングバンク

スプリングバングは、多くの蒸留所が閉鎖をしていったウィスキーの都、キャンベルタウンで伝統の味を守ることで生き残った蒸留所です。「モルトの香水」と称されるリッチでスイートな香りと、はちみつやオレンジの甘みの後に感じる刺激的なブリニー(塩辛い)な味わいが特徴的です。詳細は、スプリングバンクのページをご覧ください。

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マッカランのまとめ

マッカランは、「シングルモルトの王道」とも称され、全世界のウィスキー愛好家に飲まれているスコッチ・ウィスキーです。「シングルモルトのロールスロイス」と評され、イギリスの超高級車を引き合いに出されるほど名実ともに揃った逸品です。

マッカランのボトルに描かれているのは、「イースターエルキーハウス」という建物で、蒸留所の精神的な拠り所となっています。マッカランのスピリチュアルホームであるイースターエルキーハウスにはゲスト用の宿泊施設が設けられ、滞在しながらマッカランに親しむことができるようになりました。世界中から愛されるウィスキーの精神を心から楽しんでみてはいかがでしょうか。

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