スポンサーリンク

この記事は広告を含みます。

フォアローゼズの味わいや種類、歴史などを徹底解説

バーボン

フォアローゼズはケンタッキー州ローレンスバーグで生産されているバーボン・ウィスキーです。

フォアローゼズの原酒にはコーンの比率が多めの原酒、ライ麦の比率が多めの原酒の2種類があり、更に5種類のオリジナル酵母を使用して10種類の原酒を造っています。ここまで手の込んだ醸造方法を行っているのは、フォアローゼズだけです。

それら10種類の原酒をミングリング(混合)して生まれるフォアローゼズは、原酒の配合によって味わいが変わってきます。

本記事では、フォアローゼズの味わいや特徴、種類、歴史などをご紹介させていただきます。

記事の最後では、フォアローゼズ以外のおすすめのバーボンをご紹介していますので、参考にしてバーボンを楽しんでみてください。

フォアローゼズの特徴

フォアローゼズは、アメリカを代表するウィスキーであるバーボンの代表銘柄のひとつです。

10種類もの原酒をミングリングして造られるため、その配合によって香りや味わいに違いが出るのがフォアローゼズの特徴と言えるでしょう。

10種類の原種から作られる様々な香り

フォアローゼズは10種類の原酒ごとに、華やかなフローラルな香りのものや、フルーティで甘い香りのもの、スパイシーな香りのものなど、様々な特徴を持っています。そして、中にはソフトなバラの香りの原酒もあると言います。

発酵槽に使用される木材

フォアローゼズの発酵槽に使われている素材も特徴的です。バーボンの発酵槽はほとんどがステンレス製ですが、フォアローゼズの発酵槽は木材で作られています。川底に100年以上沈んでいたレッドサイプラス(赤イトスギ)を何年もかけて乾燥させたもので作られ、その中で原酒をじっくりと発酵させていくのです。

フォアローゼズの種類

フォアローゼズは、10種類もある原酒のミングリングによって味わいが変化します。ここでは、フォアローゼズが誇るラインナップの中でもおススメのものをご紹介します。

フォアローゼズ

「フォアローゼズ」は、初めてフォアローゼズを楽しみたい方におすすめのスタンダードなボトルです。フルーティでフローラルな香りが特徴的で、舌の上でとろけるような甘い味わいは、上質なチョコレートだと評されることもあります。飲み口もまろやかで、クセも強くないため、飲みやすいバーボンです。

フォアローゼズブラック

「フォアローゼズ ブラック」は、個性的な香りを持つ原酒を選び、長期熟成させたこだわりのボトルです。洋ナシやプラムのような果実香、それに合わさって感じられるスパイシーな香り、更にオーク樽の香りとがマッチした逸品です。「フォアローゼズ ブラック」は日本限定で販売されており、上級ラベルとして知られています。

フォアローゼズシングルバレル

「フォアローゼズ シングルバレル」は、マスターディスティラー、ジム・ラトリッジ自らがテイスティングを行い、納得した樽からボトリングした逸品です。バニラやメープルシロップのような香りと、シナモンやナツメグのようなスパイシーな香りが特徴になります。1樽から約230本しか生産されず、ボトルには熟成庫の番号や樽の位置が手書きされており、正真正銘の限定品と呼べる1本です。

フォアローゼズ蒸留所の歴史

フォアローゼズ蒸留所は、1888年にポール・ジョーンズJr.が「フォアローゼズ」を商標登録したことに始まります。

フォアローゼズのブランドはポール・ジョーンズJr.の甥たちが広く展開していきます。しかし、1919年~1933年まで「禁酒法」が施行され、生産の危機に陥るかと思われました。ところが、フォアローゼズは「薬用」として生産を認められることになります。フォアローゼズは禁酒法時代に製造が許された数少ない蒸留所の一つとなります。

1943年、シーグラム・グループがフォアローゼズを買収し、ブレンドウィスキー製造を開始し、欧州、アジアへの販路拡大を図ります。この間にフォアローゼズは、ジムビームに次いで世界で売れているバーボンになりました。

2002年には日本のキリンビールがフォアローゼズを取得し、バーボンウィスキーの代名詞的な銘柄として再ブランディングを行っています。

「フォアローゼズ」の名称は、創業者であるポール・ジョーンズJr.が舞踏会で出会った妻にプロポーズをした逸話に由来します。ポールの妻はプロポーズを受けるならバラのコサージュを付けて次の舞踏会に参加すると伝え、実際に次の舞踏会でバラのコサージュを付けてきます。こうしてポールのプロポーズを受けたことから「フォアローゼズ」と名付けられたのです。

バーボンおすすめの銘柄

アメリカンウィスキーの代名詞、バーボンを更に楽しみたい方におすすめの銘柄をご紹介します。今回は、フォアローゼズに似たニュアンスのバーボンをご紹介したいと思います。

ワイルドターキー

ワイルドターキーは、バーボン界のトップ・オブ・マスターディスティラー、ジミー・ラッセル氏が最高責任者を務める人気のバーボンです。ライ麦を配合率が大きく、スパイシーな味わいとバニラやキャラメルのような甘い香りが特徴になります。詳細は、ワイルドターキーのページをご覧ください。

created by Rinker
¥2,948(2024/03/29 06:20:11時点 楽天市場調べ-詳細)

ジムビーム

ジムビームは、バーボン市場の4割を占める人気のバーボンです。日本でもCMなどで有名になりました。フォアローゼズにも感じられる、バニラやキャラメルのような甘い香り、スパイシーな味わいが特徴です。詳細は、ジムビームのページをご覧ください。

フォアローゼズのまとめ

フォアローゼズは、10種類もの原酒を配合して造られる手の込んだバーボンウィスキーです。フォアローゼズのマスターディスティラー、ジム・ラトリッジは「スタンダード品の品質を安定させるためにも、私たちにはたくさんの種類の原酒が必要なのです」と語っていたと言います。そこまでこだわり抜いたバーボンは、ミングリングによって変わる味わいが楽しめます。フォアローゼズが持つ、いくつもの顔を飲み比べてみるのも面白いでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました