ロイヤルブラックラとは、ハイランドで設立された蒸留所の中でも、最古の蒸留所の一つです。伝統的なウイスキーの製法を引き継ぎ王のためウイスキーとして有名で、アバフェルディと並びデュワーズのキーモルトとしても知られています。
今回は英国王室御用達ブランドロイヤルブラックラの歴史や種類、香りや味わいなどについてまとめてみました。
是非参考にしてみてください。
ロイヤルブラックラの特徴
スコッチウイスキーの中で、現在ロイヤルの名を冠しているウイスキーは「ロイヤルロッホナガー」と「ロイヤルブラックラ」の2銘柄のみになっています。
1833年にロイヤルの称号を得て以来、ハイランドモルトウイスキーの中でも最高と評されハイランドを代表される銘柄です。
製造:ロイヤルブラックラ蒸留所
地域:北ハイランド
創業:1812年
オーナー:バカルティ
生産量:400万ℓ
モルト:プレーンモルト、0ppm
公式サイト:https://www.bacardijapan.jp/
主なブレンデッド:デュワーズ
直近の主な受賞歴:TWSC金賞(ロイヤルブラックラ12年)
ブレンデッドウイスキーの先駆者
ブレンデッドウイスキーを最初に商品かしたことで知られるアンドリュー・アッシャーがロイヤルブラックラの販売代理店であったこともあり、デュワーズやジョニーウォーカーの原酒として使われていました。
現在でもデュワーズのキーモルトとしてアバフェルディと双璧を成しています。
王のためのウイスキー
レーズンやアプリコットなどを彷彿とさせる味わいとナッティーな余韻が特徴的です。熟成にはバーボン樽とシェリー樽を使い王道の構成で作られます。
王のためのウイスキーと評されるだけのバランス感が感じられ魅力的なウイスキーです。
ロイヤルブラックラの種類
ここでは種類についてご紹介。
ロイヤルブラックラ12年
ロイヤルブラックラのスタンダードボトルです。バーボン樽とシェリー樽で熟成された12年以上の原酒をブレンドし後熟を加えております。フルーティーかつナッティーな味わいが感じられます。
どこも値上がりしているためあまり変わりがないのですが、12年のシングルモルトにしては若干高めな価格帯です。
香り:青リンゴやブドウのようなフルーティーな香り
味わい:青リンゴやブドウのようなフルーティーさにナツメグやクローブのようなスパイシーさ
フィニッシュ:ナッティーでスパイシーな余韻
ロイヤルブラックラ18年
ロイヤルブラックラ18年は、パロ・コルダード樽でフィニッシュしたウイスキーです。
熟成に使われる品種では聞き慣れないブドウ品種ですが、辛口の品種でオレンジを思われるような柑橘系の香りが特徴的なシェリー酒になります。
香り:オレンジ、パイナップル、焼きリンゴを彷彿させるような甘い香り
味わい:黒糖のような濃厚な甘味とクリーミーな味わい、レモンやクローブのような複雑な香り
フィニッシュ:樽香、フルーティーな香り
ロイヤルブラックラ21年
ペドロヒメネスとオロソロシェリーとパロ・コルダードでフィニッシュされせた21年熟成ボトルです。
価格帯もかなり高くなってくるためバーで飲むと良いでしょう。
香り:パイナップル、マンゴーなど南国フルーツを思わせるようなフルーティーか香り
味わい:黒糖のような濃厚な甘味とクリーミーな味わい、ビターチョコレート、レモンやクローブのような複雑な香り
フィニッシュ:樽香、フルーティーな香り
ロイヤルブラックラのレビューや評価
ここではロイヤルブラックラのレビューや評価を載せておきます。美味しそうですね!
シングルモルトおすすめの銘柄
ここではおすすめのシングルモルト銘柄をセレクト。
ボウモア
ボウモアは、「アイラモルトの女王」と称され、上品な風味があります。蒸留所が海岸沿いにあることから塩気も感じられ、バランスの取れた味わいが特徴です。詳細はボウモアのページをご覧ください。
グレンキンチー
グレンキンチーは、スコッチ・ウィスキーには不向きとされる中硬水を使用したシングルモルトウィスキーです。このこだわりが、ライトかつエレガントでクセのない味を生み出します。詳細はグレンキンチーのページをご覧ください。
まとめ
今回はロイヤルブラックラについてまとめてみました。王のためのウイスキーと言われるほど王道のスコッチ。
価格帯的には少々お高めですが、一飲の価値はあります是非どこかで見かけた際にはチャレンジしてみてください。
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