エヴァン・ウィリアムスとは、ケンタッキー州ルイビルにあるヒース・ディスティラリー社が生産するバーボンの銘柄です。最高品質のコーン、ライ麦、大麦を使用して作られ、熟成によって豊かな味わいが生まれます。
特にバニラやキャラメルの風味が特徴的です。また、ミディアムボディで滑らかな口当たりと、スパイシーでしっかりとした風味も楽しめます。
バーボンの中でもコストパフォーマンスが優秀と言われており、世界中に多くのファンがいる銘柄です。
エヴァン・ウィリアムスとは？特徴について
エヴァン・ウィリアムスは、アメリカの酒造メーカー、ヘブンヒルディストライラリーズ社が製造しています。同社は、ジャックダニエル、ウッドフォードリザーブ、オールドフォアスターリング、ヘンリーマッコイなど、多数の有名銘柄を所有しています。
由来は、とうもろこしを原料としたウイスキーを製造した最初の人物である「エバンウィリアムス氏」のから名付けられ、「バーボンの始祖」と親しまれている由緒正しきバーボンウイスキーです。
またバーボンウイスキーの中で、世界２番目の販売数量を誇ります。
アメリカの牧師であるエライジャ・グレイグ牧師が、ウイスキーを熟成させる樽の内側が焦がしたことからバーボンの歴史がスタートしたと言われています。
歴史的な文献が揃っているわけではないため、諸説あり
エヴァン・ウィリアムスはまずい？
エヴァン・ウィリアムスはバーボンの中でも評価が高い印象です。ボトルデザインがバーボンの量産型っぽいためそう思われがちですが、ボディのしっかりとした本格派バーボンです。
シャープな味わいやバーボン特有の香りが苦手な方には確かに苦手かもしれませんが、まずいということはありません。
バーボンが苦手な人は、小麦を使っており甘く飲みやすいメーカーズマークあたりがとてもおすすめです。
エヴァン・ウィリアムスの味わいは？
ケンタッキー州のライムストーン（石灰岩層）から湧き出る良い質の水源から作るバーボン。熟成年数も比較長く、内側を焦がしたアメリカン・オークのフレーバーを強く感じることができ、キャラメルやハチミツを彷彿とさせるようなコーン由来の甘さが特徴的です。
コストパフォーマンスも高く、比較的に安価な価格で良い質のバーボンが入手することができます。
ただし、ウィスキーの味わいは、製造方法や年数によって異なる場合があります。また、個人の味覚によっても異なるため、あくまでも一般的な特徴になります。
バニラアイスをキャラメリゼしたような香りと、トーストしたパンのようなニュアンスも感じます。
味わいは穀物由来のゆったりとした甘みを感じ、ナツメグやクローブといった甘めのスパイスのようなニュアンスがとても魅力的です。
エヴァン・ウィリアムスの種類を紹介！王道バーボン！
ここではエヴァン・ウィリアムスの種類を紹介します。日本でも数多くのラインナップが展開されています。
エヴァン・ウイリアムス ブラックラベル
エヴァン・ウイリアムスといえば、ブラックラベルです。アルコール度数が43度と比較的に飲み口がマイルドでバーボンの中では比較的飲みやすい部類に入ります。
樽の内側を炙ったアメリカン・オーク樽に4年以上熟成させた原酒を使用しています。バーボンはスコッチに比べ味のつき方が激しい部類に入る銘柄です。
おすすめ度：
エヴァン・ウイリアムス 12年
スコッチ同様12年熟成のバーボンです。50,5度とクラシカルなバーボンの作りになっています。樽の性質上、年数が長いと香りがつきすぎるためNAの銘柄が多いのですが、エヴァン・ウイリアムスはうまくまとめて12年としてリリースしています。
おすすめ度：
エヴァン・ウイリアムス シングルバレル
バーボンでは数少ないビンテージ表記のある銘柄です。樽詰めした日付まで記載があるようで、オフィシャルでここまで表記しているのは珍しいです。
バーボン特有のキャラメルを焦がしたような濃厚さが光ります。
おすすめ度：
エヴァン・ウィリアムス 1783
エヴァン・ウイリアムスの1783になります。スモールバッジのバーボンウイスキーで厳選された樽の香りが魅力的です。バーボンらしいハチミツやバニラを思わせる香りとビターな味わいが楽しめます。
おすすめ度：
エヴァン・ウイリアムスのスモールバッジモデル。通常のエヴァン・ウイリアムスに比べてより樽香りが強く感じ取れます。
香りの強いコーラで割っても負けないぐらいのボディがありとてもおすすめ。
ジャックコークが流行っていますが、エヴァン・ウイリアムスで割ったほうがうまいと言わせる自身がある一本です。
エヴァン・ウイリアムス ハニーリザーブ
こちらはエヴァン・ウイリアムスのリキュールになります。アメリカでは、ウイスキーにフレーバーを添加して販売するリキュールが割と売られています。
そのまま飲むのではなく、カクテルにして飲まれるケースが多いです。度数も低く試しやすい価格帯なので初心者におすすめです。
おすすめ度：
エヴァン・ウィリアムスと他バーボンの比較
エヴァン・ウィリアムスの比較対象としてよく挙げられるジャックダニエルですが、かなりクセの強い銘柄なので初心者にはあまりおすすめできない銘柄です。
バーボンといえば、バニラやキャラメルというような甘ったるいフレーバーと味わいが魅力的なウイスキーですが、ジャックダニエルはかなり変わった風味を持ちます。
ケミカルチックが苦手な方は、幅広いラインアップを持ち比較的に飲みやすいエヴァン・ウイリアムスやワイルドターキーのような銘柄がおすすめです。
エヴァン・ウィリアムスのおすすめの飲み方
エヴァン・ウィリアムスはロックや水割り、ソーダ割り（ハイボール）、カクテルなど様々な飲み方が楽しめるバーボンです。
おすすめはロックで、しっかりとしたバーボンらしい甘みを楽しめる銘柄です。ゆったりと時間をかけて楽しみたいですね！
カクテルにする場合はハニーリザーブを使って、バーボンバックというジンジャーエールで割った定番のカクテルがおすすめで、生姜の風味とハチミツの風味がマッチします。
エヴァン・ウィリアムスの歴史について
エヴァン・ウィリアムスは、ヘブン・ヒル蒸留所で作られています。ヘブンヒル蒸溜所の歴史は古く、1935年にジャピラ兄弟によって創業され、ケンタッキー州の蒸留所の中では２番目に古い歴史があります。
ヘブンヒルディストライラリーズ社では他にも、エライジャグレイグやヘブンヒル、ジャックダニエルなどなど様々な銘柄をリリースしています。今でも尚、家族経営を続けている大規模な蒸留所です。
製造：ヘブン・ヒル蒸留所
地域：ケンタッキー州
創業：1938年
オーナー：ヘブンヒルディストライラリーズ社
比率：コーン78%、ライ麦10%、麦芽12%（ベース）
公式サイト：https://heavenhilldistillery.com/
直近の受賞歴：サンフランシスコ・ワールドスピリッツコンペティション金賞（14年）、インターナショナルスピリッツコンペティション金賞（19、20、22年）など
エヴァン・ウィリアムスの口コミ・Twitterでの反応
ここではエヴァン・ウィリアムスの口コミやTwitterでの反応をまとめてみました。
美味しそうですね！コスパも良くて濃厚な甘みを是非楽しんでみてください！
まとめ
今回は、エヴァン・ウィリアムスについてまとめてみました。熟成年数の長いバーボンウイスキーで濃厚な甘さが特徴的な銘柄です。ブラックラベルでも最低熟成年数が4〜５年もあるため、是非どこかで目にした時は手に取ってみてください。
当サイトでは、スコッチやバーボンなど銘柄についてまとめています。
気になる銘柄があれば、是非他記事もご覧いただけますと幸いです。
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