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グラングラントの味わいや種類・おすすめの一本など徹底解説

スペイサイド

クリアでライトな親しみやすいべーシックでグレングラント。

国際的な酒類コンペティションSWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)2021年にダブルゴールドを受賞しています。

2021年、創立180年を記念して作られたグレングラント アルボラリスがリリースされ注目が高まっています。

この記事では、そんなグレングラントについて紹介してみました。是非読んでください。

グラングラントの特徴

グレングラントとは、マッカランやアベラワーと同じスペイサイドのシングルモルトウイスキーです。

青りんごを感じさせるような繊細な香り、舌ざわりが滑らかでクリアなのが特徴です。

日本では馴染みのないウイスキーですが、イタリアでは人気が高く、国際的なコンペティションの評価も高いウイスキーです。

そんなグレングラントの特徴を紹介します。

華やかでスムースなウイスキー

グレングラントの特徴は独特の味わいにあります。

二代目のジェイムズ”ザ メジャー”グラントが、当時画期的だったヘッドの長いポットスチルと精留器を発明し、それが今日まで続くグレングラントの華やかでスムースな味わいを生み出しています。

またグレングラントの蒸留所のあるスペイサイド地域は、非常に水がきれいで、良質な天然の湧き水を使っているため、ハイクオリティな品質を保っています。

イタリアで大人気のウイスキー

イタリアではシングルモルトと言えば「グレングラント」と呼ばれるぐらい大人気です。

ノンエイジ~超熟ものまで様々なボトルが出回っています。主にイタリアで出回っているのは5年物。 シェア率は脅威の70%超え。

グレングラントがイタリアで親しまれている理由は、スコットランドの限られた地域以外ではシングルモルトの存在があまり知られていなかった時代、ジェームズ・グラントが国外に販路を見出したためです。

ジェームズ・グラントは、政治家でもありました。スペイサイドからイングランドの方面に鉄道を敷き自社のウイスキーを大量輸出に成功したのです。

それがきっかけでイタリアのバーで広まりシングルモルトのウイスキーといえばグレングラントと呼ばれ、イタリア国民に親しまれるウイスキーになりました。

コンペティションでも評価されるスペイサイドの隠れた名酒

グレングラントはその高品質なものづくりから数々の賞を受賞しています。2021年は二つの賞を獲得しています。

・ SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)2021年ダブルゴールド

・東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2021年洋酒部門 金賞

いずれもグレングラント18年で受賞しています。なかなかダブルゴールドは取れないので凄いです。

スペイサイド地方といえば、マッカランやグレンリベット、グレンフィディックなどビックネームがあるため陰に隠れていますがグレングラントも負けていません。

グレングラントの製法

グレングラントで使用される大麦は、スコッドランドの産のもののみを使用しており、木材にはスパニッシュオークのシェリー樽とバーボンのリフィル樽をバッティングされることで構成されています。

仕込み水に使われる水はミネラル成分を多く含んだ硬水を使用している点が珍しいポイント。軟水で酢込まれることが多いスコッチですが、硬水で仕込むことによりキリッとしたシャープな味わいになります。

おすすめはグレングラント アルボラリス 700ml

グレングラント蒸留所180年に発表された、「木漏れ日」を冠するシングルモルトウイスキーです。

その名の通り、明るい黄金色をしており、ソフトでスムースな口当たりと広がる青りんごの香り、優しく温かみのある風味は初心者にも飲みやすいシングルモルトウイスキーに仕上がっています。

若さが目立ちますが価格帯も手が出しやすくグレングラントの特徴もしっかり出ています。

飲み方は水割やハイボールがいいと思います。

グレングラント アルボラリス値上げ 

世界的な原酒不足、円安もあり少し若干の値上げを行ったようです。ウイスキーの性質上数年または数十年単位での生産になるため見込み数量の並によって大きく価格が上下します。

昔は3000円で手に入ったウイスキーが今で2倍3倍の値段が付くことはザラです。

需要に供給がおいつかず終売になるケースも多いため値段が上がったスコッチ早めに押さえておいた方が良いです。

突然終売になるケースも本当に多いです。

グレングラントの種類

グレングラントは様々なボトルがリリースしています。

グレングラント メジャーリザーブ

グレングラント特有のオレンジ、リンゴ風味とナッティな香りが感じられ初心者でも飲みやすいスコッチウイスキーです。若干アタックが強いですが、気になるレベルではありません。

NAということもあって価格は3000円台から入手することが可能です。コスパの良いシングルモルトと言えるでしょう。

グレングラント メジャーリザーブの終売

グレングラントメジャーリザーブは、アルボラリスの登場を機に終売になってしまいました。

所謂リニューアルというやつなのですが、だいたい前の方が良かったという話になります。

原酒不足で大幅に構成を変えざるおえなくなりリニューアルするため原酒が若くなったり単調になったりするケースがまあまあ多い。気になる方はまだ並行輸入で入ってきているため今のうちに押さえておいた方が良いでしょう。

グレングラント アルボラリス

おすすめでも紹介したグレングラント アルボラリスです。グレングラントのエントリーモデルです。
ピート香やスモーキーさがないため初心者には非常におすすめです。価格帯も安く手が出しやすいのも魅力。

様々なスコッチが値上がりしている中、NAとはいえ2000円台で提供していただける業者には感謝。

グレングラント10年

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アルボラリスのワングレード上の10年、軽やかな味わいが特徴です。

グレングラントのバランスの良さが感じられる一本。ルボラリスもかなり安いシングルモルトですが、グレングラント10年も3000円台から入手可能なためおすすめです。

グレングラント12年

IWCSでも金賞に輝いた一本です。

スムースな飲み口は変わらず、ナッツやアーモンドを思わせるような深みが特徴的です。

グレングラント15年

ペドロヒメネスとオロロソシェリー樽をマリッジした一本。甘さやレーズンやドライオレンジを彷彿とさせるようなフルーティーな甘さが魅力的です。

バランスがよく15年にしては安価な部類に入りシングルモルト入門としてもおすすめ。

グレングラント18年

グレングラント16年が終売になり、15年が2021年12月07日よりリリースになるので現在は一つ飛びます。

18年以上熟成した原酒を使っており、主にバーボン樽使用しています。より濃厚な味わいが特徴です

グレングラント ロセス クロニクルス カスクヘブン 46度

グレングラント ロセス クロニクルス カスクヘブン 46% 1000ml

ファーストフィルバーボン樽とシェリー樽が特徴です。

ジム・マーレイ・ウイスキー・バイブル2020では高い評価を受けています。

グレングラントのおすすめの飲み方

グレングラントはシングルモルトの中でも癖が少なく、比較的安価なモデルも多い銘柄。熟成年数が短く価格の安いグレングラント アルボラリスは、ハイボールやカクテル、ストレート、ロックなど様々な飲み方をしても良いでしょう。

年数が長いもののおすすめの飲み方は、ストレートかトワイスアップです。あまり手を加えず飲むことでよりグレングラント本来の味わいを楽しむことができます。

グレングラント蒸留所と歴史について

グレングラント蒸留所は、ジョン・グラントとジェームス・グラント兄弟によって1840年にグレングラント蒸留所が設立されました。

イギリス北部の鉄道の発展とともに進歩してきた歴史を紹介します。

スぺイ川と豊富な資源に恵まれた土地と鉄道

グラント兄弟は製造許可申請後、資源豊なスペイ川の近くで蒸留所を建設することになります。

モルトウイスキーに必要な水資源が綺麗だったということに加え、周囲に大麦が育つ平原があり、港も近いというウイスキーの製造に必要な要素が揃っていました。

1851年に弟のジェームス・グラントは港から蒸留所まで鉄道を走らせ、スペイサイドの物資運搬能力を向上させます。この鉄道建設がきっかけでほかの蒸留所の建設にもつながりました。

メジャーグラントによる技術革新

時代は進み1872年、ジョン・グラントの追いにあたるジェームズ・グラントが蒸留所を継ぐことになります。

彼はグレングラント蒸留所に、背が高くノズルが細長い単式蒸留器と精製器を導入しました。それが今日まで続くシングルモルトウイスキーの原型になっています。

ジェームズ・グラントが作った細長単式蒸留器と精製器は現在でも変わらず採用されています。

グレングラントの舌ざわりが滑らかでクリアな味わいはこの当時生まれたものです。

この功績をたたえ、メジャーグラントと呼ばれるようになりました。

現在のグレングラント蒸留所

2006年から現在に至るまでデニス・マルコムさんがマスターディスティラーを務めています。

60年間スペイサイドの地でキャリアを続け、2015年にはエリザベス女王から大英帝国勲章を贈られるほどです。

また2014年にはWhisky Magazine Hall of Fame(ウイスキーの殿堂)入りを成し遂げています。

現在でも数多くのシングルモルトスコッチウイスキーを手掛け、リリースしているのは流石です(笑)

そのマルコムさんの60周年をたたえ、THE GLEN GRANT 60をリリースしました。なんと世界で350本しかない貴重なウイスキーです。

まとめ

創業者の革新的な取り組みが現在のシングルモルトスコッチウイスキーの生産に寄与しています。

現在もなお一滴ずつボトル詰めをしているのは本当にすごいです。

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