今回は、珈琲問屋さんのエルサルバドル・ディビナ プロビデンシア農園パカマラを飲んだ特徴や感想をまとめてみました。
パカマラ種やディビナ プロビデンシア農園、実際の味わいについて詳しく知りたい方におすすめの記事です。
花のような香りとシトラスやレーズンの果物の香りが感じられ、後味に残るクリーミーさが特徴のパカマラ種。とても美味しいコーヒーなのでおすすめです。エルサルバドルのパカマラについて気になってる方の参考になれば幸いです。
パカマラ(Pacamara)品種の特徴
パカマラは、背が低く病気に強いパカス種とジャイアントビーンと呼ばれるマラゴジッペ種を掛け合わせた品種です。
スクリーンサイズが大きいスプレモやケニアのAAのように大きく豆が非常に立派でびっくりしました。味わいはシトラス感が強いコスタリカのカトゥーラ種のように感じられましたが、後からレーズンのような香りが掴めました。舌触りはクリーミーでとても飲みやすかったです。
独特な風味から評価が高く、コーヒーのカップ・エクセレンス(CoE)という国別の品評会でも高い評価を受けております。2024年のエルサルバドルのCoEでは、ラ・ベンディシオン農園のパカマラが1位で92.0点を記録しています。
実はキャメルグループが落札しており、予約販売をしていました。
COE 2024「エルサルバドル 1位」「エチオピア 12位」を単独落札(https://camelcoffee.jp/news/company/2025/002017.html)
パカマラとゲイシャとの違い
どちらも栽培が難しい品種と言われております。価格帯は異なり、ゲイシャ種の方がワンランク上の価格で取引されています。ゲイシャ種の方がトロピカルフルーツのような香りが強いと感じました。その反面渋みの野性味を感じる部分がありました。
それと比較してパカマラ種は、コーヒーらしい香りとほのかな柑橘やレーズンのような香りを感じますが、ネガティブな印象は薄かったです。この辺りは飲んでる豆の品質にもよりますが、僕はゲイシャの方がワイルドでパカマラはバランスがよく感じました。
ディビナ・プロビデンシア農園とは?

ディビナ・プロビデンシア農園とはCoEで1位を受賞した経歴のある農園で、エルサルバドル西部のアウアジャバン県(グアテマラの国境近く)の標高1550~1900mほどの高地に位置しているようです。オーナーはロベルト・サムエル・ウジョアさんという方で、70haの面積にパカマラ種の他には、ゲイシャ種やSL-28、オレンジブルボンなど様々な品種を栽培しています。
2020年に受賞した際は、パカマラの嫌気性発酵(アナエロビック)という脱気できる容器に入れて一定期間コーヒー豆を発酵させる新しい手法を用いて受賞しています。
珈琲問屋さんの方ではディビナ・プロビデンシア農園さんのパカマラ種の他にも、ウォッシュドのオレンジブルボンも取り扱っているようでした(うまそう)。コーヒーチェリーは完熟すると赤色になるレッドチェリーと変色せずにそのままのイエローチェリーがあります。オレンジブルボンは交配種で両方の個性を持つ品種と言われています。
下記のオレンジブルボンはハニープロセスが取り入れられており、ジャスミンやはちみつ、柑橘系のような爽やかな香りがするそうです。
ディビナ プロビデンシア農園 パカマラの基本情報と味わい

| 項目 | 内容 |
| 原産地 | エルサルバドル |
| 品種 | パカマラ(Pacamara) |
| 精製方法 | ウォッシュド |
| 焙煎度 | ミディアム |
| 価格 | 1,280円〜 / 100g(2026年時点) |
フローラルでシトラスやレーズンを感じる複雑な香り。クリーミーなのにくちにザクロをイメージする酸味。透明感のカップ。
とのこと、淹れたてはシトラス感が強いのですが冷めてくるとレーズンのような香りを掴むことができました。ザクロ?は感じにくいですが、遠くにいました。価格は100gで1,280円から購入することができ、パカマラの中では安価な部類です。
パカマラの元をたどる
ロゴに描かれているのはアラブ風の衣装を着た人物で有名なヒルスからマラゴジッペのシングルオリジンが出ております。こちらは同じ中米のニカラグアかつ、やや深いイメージがあります。パカマラの親品種であるマラゴジッペを試してから飲んでみてもよいかもしれません。
110g12袋入りで10,303円とのことで100gあたり780円から試すことができます。
焙煎度とテイストについて

焙煎度:ミディアムロースト
- 酸味
- 甘味
- 苦味
- コク
- 香り
豆面はこのように大粒な豆です。何個かややひしゃげていたり、曲がっているものがありました。かなり柔らかい豆でグラインダーで挽きやすかったです。
コーヒーには砂糖のような強い甘味成分は含まれておりませんが、共感覚(レーズンやシトラスから連想される味わい)によってそのように感じます。コクがありクリーミーでより感じやすかったです。野生感(草を蒸して発酵させたような感じ)はあまり感じられずかなり、飲みやすいです。酸味が苦手で深煎りが好きな方にもおすすめです。
エルサルバドル ディビナ プロビデンシア農園 パカマラを淹れてみた
エルサルバドル ディビナ プロビデンシア農園 パカマラは、僕の中では高い豆なので4:6メソッドで淹れています。
| 項目 | 設定値 |
| ドリッパー | HARIO V60 |
| 豆の量 | 20g |
| 挽き目 | 中挽き(ちょい粗め) |
| お湯の温度 | 92℃〜95℃ |
| お湯の量 | 300ml 5投 |
| 比率 | 1 : 15〜16 |
抽出のポイント
- 蒸らし: 30秒〜40秒しっかり取る。新鮮な豆ならここで素晴らしい香りが立ち上がります。
- 注湯: 60mlずつ5回に分け、落ちきってから次を注ぐ形式を取りました。
- 温度: やや高い温度で淹れたほうが美味しく感じたので、92~95℃の温度帯で設定していました。
4:6メソッドという味わいが安定する淹れ方を試してみました。この淹れ方をするとヘンな渋みが出やすいので、湯量を増やしたり回数を減らすことが多いのですが、 ディビナ プロビデンシア農園のパカマラはそんなことはありませんでした。
この豆に合うペアリング・シーン
スーパーで買ったバスクチーズケーキと一緒に食べていました。バスクケーキのカラメルの香りともったりとした味わいにいい感じにマッチしてとても美味しかったです。主観なので人によっては合わないかもしれませんが…
コーヒーが冷めてくるとレーズンの香りがふんわり香ってきてちょうどよかったです。休日の昼間にゆったりと楽しんでみてください。最高のひと時でした。
購入方法とおすすめのショップ
流通量が少ないせいか、パカマラ単独で買える場所が限られており、珈琲問屋さんのオンラインショップがよいかと思います。楽天ストアにも出店しているため、ポイント還元の月に買うとお得に入手することができます。
また抵抗がなければ、個人経営のコーヒーショップのECショップから入手してもよいかもしれません。Shopify(ショッピファイ)ECプラットフォームであればShopify payでスムーズに決済できます。
まとめ
今回はエルサルバドル ディビナ プロビデンシア農園 パカマラについてまとめてみました。パカマラと並んで有名なゲイシャ種についても解説しています。もしお時間がありましたら、ご覧いただけますと幸いです。




