こんにちは!のめるです。今回はアイリッシュウイスキーの中の定番中の定番の銘柄ブッシュミルズについて違いや、価格差、他銘柄との比較をまとめてみました。
ブッシュミルズにはシングルモルトからブレンデッドまで様々な種類があり、最初は何を買えば良いのかよくわからない方も多いと思われます。購入する際の検討材料になれば幸いです。
ブッシュミルズとブラックブッシュの違い
ブッシュミルズシリーズの一つで最安価なブッシュミルズオリジナル(通称:ホワイトブッシュ)の一つ上のグレードにあたります。
ブラックブッシュの構成は、オロロソシェリー樽とバーボン樽で熟成させた7年程度熟成された樽を掛け合わせたブレンデッドウイスキーです。ブッシュミルズオリジナル(ホワイトブッシュ)との違いは熟成年数の長さとモルト比が80%高いものになっております。
ブラックブッシュの他にも様々なボトルがリリースされており、12年や10年などの年数表記のあるものからラムカスクでフィニッシュしたものも存在します。
ブレンデッドはグレーンウイスキーの割合が7割以上を占めるものが多いですが、ブラックブッシュはしっかりとモルト比率が高い点が特徴です。
モルトウイスキーが好きな方におすすめのボトルです。
Amazon価格にどれくらいの開きがあるか
ホワイトブッシュ
ブッシュミルズオリジナルの価格は高い時期で2,228円程度になります。送料がかかる分店頭に比べて300〜500円程度高く出ております。
ブラックブッシュ
2,800〜2,400円程度の幅を行き来しており、ホワイトブッシュと比べてもあまりに変わらない価格帯で取引されています。高いモルト比率やシェリー樽を使っている点を踏まえると、上がり幅が大人しい印象です。
ブッシュミルズ蒸留所と歴史について
ブッシュミルズは、アイルランドのウィスキーの銘柄であり、アイルランド北部のアンスター県に位置するブッシュミルズ村に由来します。1608年に王室特許を受けて創業され、世界最古のライセンスを持つ蒸留所として知られています。
- 1608年:ジェームズ1世から特許を受け、公式に創設されました。これにより、ウィスキーの製造と販売が合法的に認められました。
- 19世紀:高品質な製品として評価され、多くの賞を受賞しました。この時期には、蒸留所の設備や製造プロセスが改良され、その名声が広がりました。
- 20世紀:アイルランド内外で高く評価されるウィスキーとなりました。 ただし、20世紀初頭にはアイルランドのウィスキー産業全体がさまざまな困難に検討しました。与えられましたが、ブッシュミルズはその伝統を守りながら品質を維持し続けました。
- 2005年: メキシコのテキーラメーカーであるホセ・クエルボ・インターナショナルによって実現されました。この取引により、ブッシュミルズは新たなチャンスを手に入れ、グローバルな市場での展開が進められていますしました。
- 現在: ブッシュミルズは、伝統的な製法を尊重し、モルトと穀物ウィスキーを組み合わせて作られるブレンドウィスキーや、モルトウィスキーを製造しています。その多彩な品揃えは、ウィスキー愛好家に高い評価を受けています当方、アイリッシュウィスキーの重要な一部となっております。
初心者におすすめのブッシュミルズは?
アイリッシュ特有のノンピートでクリアな仕上がりが苦手な場合、物足りない様に感じるでしょう。まずは安価で手に入り、ハイボールやカクテルなどにも使えて、しっかりモルトの味のするブラックブッシュが宅飲みにピッタリです。
もう少し予算を割ける場合はこっちもおすすめ
ブッシュミルズらしいクリアでスムースなモルトウイスキーを堪能できるボトルです。価格は1,500円程度上がってしまいますが、グレンフィディックやグレンリベットのような華やかで飲み口が柔らかいシングルモルトが好きな方におすすめです。
ブッシュミルズのおすすめの飲み方
ここではブッシュミルズ公式のおすすめの飲み方をご紹介!是非試してみてください。
ブッシュミルズアイリッシュハイボール
- ブッシュミルズ30ml
- ウィルキンソンタンサン90ml
ブッシュミルズならではのスムースな口当たりを活かしたハイボールです。ウィルキンソンの強炭酸が指定で入っており、キリッと爽やかな仕上がりになります。
ブラックブッシュ&コーラ
- ブラックブッシュ 30ml
- コーラ 90ml
シェリー樽を使ったブラックブッシュを用いたコーラ割りです。こちらはコーラに指定はないですが、定番のコカコーラを使ったものかと思われます。
ウイスキーのコーラ割りといえばジャックダニエルでこちらも美味しいのでおすすめです。
ブッシュミルズの種類
ここではブッシュミルズの種類を解説します。
ブッシュミルズ オリジナル(ホワイトブッシュ)
ブッシュミルズオリジナルは、伝統の3回蒸留を取り入れたモルト比率が50%のボトルです。フレッシュな味わいが特徴的でハイボールやカクテルなどで楽しむことができます。
おすすめ度:
ブッシュミルズ(ブラックブッシュ)
最低7年以上熟成したバーボン樽とシェリー樽で熟成した原酒を80%以上使ったブレンデッドウイスキーです。通常のブレンデッドはモルト比率が30%前後のものが多く、かなり高い比率になっております。
フルーティーな味わいでノンピートの飲みやすい点も良いです。
おすすめ度:
ブッシュミルズ10年
アイリッシュ伝統の3回蒸留のノンピート麦芽を使用した10年熟成のシングルモルトウイスキーです。蜂蜜やバニラなどバーボン樽由来の甘い香りが特徴的。シングルモルトにしては安価な部類に含まれるボトルです。
おすすめ度:
ブッシュミルズ12年
ブッシュミルズ12年は、アイリッシュウイスキー伝統の3回蒸留を取り入れ、オロロソシェリー樽とバーボン樽、マルサラワイン樽で熟成させた原酒を組み合わせたシングルモルトウイスキーです。こちらは少し10年に比べかなりフルーティーな仕上がりになっております。
おすすめ度:
ブッシュミルズ16年
ブッシュミルズ16年は、アイリッシュ伝統の3回蒸留に加えシェリー樽とバーボン樽で16年以上熟成させた原酒をバッティングした後にポートワイン樽で半年から1年後熟成したモデルです。
干し葡萄やチョコレートやナツメグのような複雑な香りが特徴的です。
おすすめ度:
ブッシュミルズ21年
ブッシュミルズを19年以上熟成した原酒をマディラワイン樽に移し替えて2年間熟成したモデルです。シェリー樽由来の芳醇な香りを感じることができ、メインはバーボン樽でビターチョコやゴムっぽさも感じにくい点も良いです。
おすすめ度:
ブッシュミルズ カリビアンラム カスクフィニッシュ
ブッシュミルズのオリジナルカスクシリーズの一つ。ラムカスクで7年間熟成させたシングルモルトを使用したモデルです。砂糖菓子のような芳醇なフレーバーを楽しむことができます。
おすすめ度:
他のアイルランドのウイスキーと比較
近年のウイスキーブームで様々な蒸留所が建設されているアイルランドですが、ここでは一銘柄をピックアップして比較します。
アイリッシュの異端児といえば
近年人気のアイリッシュといえばカネマラが挙げられ、アイリッシュには珍しくピートを使用したスモーキーな味わいが特徴です。厳密にはアイリッシュウイスキーの定義からは少し外れてしまうのですが、とても美味しい銘柄なのでブッシュミルズよりパンチを感じたい方におすすめの銘柄です。
世界で一番売れているアイリッシュ
アイリッシュの定番といえばジェムソンをあげる方も多いのではないでしょうか?スムースで青リンゴの様な爽やかなウイスキーです。割り物にピッタリでとても使いやすいブレンデッドウイスキーと言えるでしょう。
まとめ
今回はブッシュミルズについてまとめてみました。アイリッシュの伝統的な製法を守りとてもスムースでクリアな銘柄です。年数が長いものはガラッと印象が変わり、シェリー樽が主体のウイスキーに変化します。
最初はホワイトブッシュやブラックブッシュなど価格の安いものから挑戦して10年、12年と縦飲みをしてみるのも良いかも知れません、
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