カナディアンクラブと検索するとサジェストにまずいというキーワードが出てきます。いやいやそんなことないやろ,,,1000円でカナディアン飲んでるな!という気持ちになる銘柄ですし。
今回はそんなカナディアンクラブについてどんな味なのか?種類や評価、蒸留所の歴史などについてまとめてみました。
カナディアンクラブはまずいのか?
ライトで癖がなくバニラ香りを楽しめる銘柄です。何より価格帯も非常に安価で手に入りやすい点も大きな魅力の一つと言えます。
カナディアンクラブは、主となるコーンを主原料として「ベースウイスキー」とライ麦100%のものとモルトやライ麦麦芽などの穀物を混交した2種類の「フレーバーウイスキー」に加えたものを使用しており、熟成に使う樽はアメリカンオークの新樽とバーボン樽を使うことによってより荒々しさのないカナディアンクラブ独特のバランスの良さを構築しています。
カナディアンクラブとは?
カナディアンクラブは、1856年デトロイトのビジネスマンであるハイラム・ウォーカー氏によってカナダのウィンザーに設立された蒸留所です。
禁酒法全盛期の時代に隣国のカナダで製造されたウイスキーであり、当時から品質は折り紙つきのものでした。その後1882年に正規の形でリリースされカナディアンクラブ(CC)というブランド名称が誕生します。
スコッチやバーボンと違った良さ
カナディアンウイスキーは歴史的背景からバーボンと似たような構成のウイスキーです。トウモロコシやライ麦、モルト、小麦などの穀物を組み合わせて作られております。
バーボンと比較して樽の制限が少なく、ワインやブランデーなどの香味の添加も認められており自由度が高い点が特徴です。
年数表記があるものが2000円以下で買える
原料:グレーン・モルト
年数;12年
容量:700ml 40度(12本入れ)
地域:カナダ
価格:1本あたり1,848円
スコッチがどの銘柄も値上がりしている中、ありえんコストパフォーマンスを維持しているのがカナディアンクラブ。12本入りですが、送料込みでこの価格はかなり良心的な価格設定です。
数年前は3000円出せば好きなものが買えたわけですが、元々数量不足で輸入が多いウイスキーの価格上昇が洒落にならないぐらい上がっています。
カナディアンクラブを使ったハイボールの作り方
カナディアンクラブの公式でハイボールの比率があったのでご紹介。他にもマンハッタンやジンジャーエールなど様々なカクテルがアップロードされています。
C.C.ハイボールの作り方
https://www.suntory.co.jp/whisky/canadianclub/
- グラスに氷を一杯に入れて冷やします。
- カナディアンクラブを適量注ぎ、しっかりかきまぜます。
- 減った氷を足します。
- よく冷えたソーダを加え(ウイスキー1:ソーダ3)、マドラーなどでタテに1回まぜます。
カナディアンクラブの歴史と製法
カナディアンクラブは、カナディアンウイスキーの中でも長い歴史を持っています。簡単に歴史の概要をまとめてみました。
- 創業初期: カナディアンクラブは、1858年にカナダのワイン商であるハイラム・ウォーカーによって創業されました。 当初はウィスコンシン州で販売され、高品質のカナダ産ライ麦を使用して製造されたウイスキーで知られていました。
- 禁酒法: 1900年代初頭、合法的の地カナダで製造されたカナディアンクラブはアメリカのアルコール市場において非常に人気がありました。カナダ国境を越えてウイスキーを供給し、密造業者や消費者に供給しました。
- ハリウッドとの関連: カナディアンクラブは、ハリウッドの映画業界とも深く関連しています。 1930年代から1950年代にかけて、多くの有名な俳優や映画スターがカナディアンクラブの広告キャンペーンに出演し、ブランドをアメリカ全土に広めました。
- ブランドの成長: カナディアンクラブは、その品質とスムーズな味わいで知られ、多くのウイスキーファンにサポートされています。 ブランドは、様々な年数のブレンドウイスキーを提供し、様々な幅広いで消費者に選択肢を提供しています。
- 現在の所有者: カナディアンクラブは、現在はビクトリア州のビクトリア州に本拠を置くウイスキーメーカー、ビクトリア州のビクトリア州(Victoria Spirits)の一部として所有されています
禁酒法とカナディアンクラブ
カナディアンクラブは、カナダのウイスキーブランドとしての長い歴史を持ち、その製品は世界中で愛されています。 その特徴的なスタイルと味わいは、多くのカクテルが主流です。
1920年代から1930年代にかけて、アメリカで禁酒法が実施されていた時期、カナディアンクラブはアメリカ合衆国で非合法なアルコール市場において非常に人気がありました。
この時期、ウィスキーの密造業者や密売人たちがいて、カナダ国境を越えてカナディアンクラブのウイスキーをアメリカに持ち込み、密造酒として販売されていた歴史があります。
この期間のウイスキーは粗悪なものも多かったのですが、カナディアンクラブは合法的にカナダで製造されたウイスキーであり、品質が高く、スムーズな味わいで知られていたため、アメリカの消費者から多くの支持を受けました。「本物のウイスキー」と称され、アメリカの禁酒法期間においても人気を維持しました。
カナディアンクラブの価格について
スタンダードのカナディアンクラブ1958クラシックでAmazonの価格を見る限り送料込みで1,600〜1,800円と相場より少し高くなっております。送料と考えれば妥当な値付けでしょう。
ネットで買うと瓶が割れてるケースもよく聞くので、返金対応が柔軟な大手サイトがおすすめです。
カナディアンクラブの種類
ここではカナディアンクラブの種類について紹介します。
カナディアンクラブ
原料:グレーン・モルト
容量:700ml 40度
地域:カナダ
価格:1,100〜1,300円
透き通るような琥珀色で、キャラメルやバニラを彷彿とさせるような香りが特徴的なウイスキーです。味わいはシャープな味わいで、ハイボールやカクテル向き。
食中酒に用いてみてはいかがでしょうか?
おすすめ度:
カナディアンクラブ 12年
原料:グレーン・モルト
年数;12年
容量:700ml 40度
地域:カナダ
価格:1,600〜2,200円
内側をチャーしたバーボン樽で12年感熟成された原酒を使用しています。少し色が濃くなった琥珀色をしており、飲みごたえのある銘柄です。クリーミーでバニラの香が特徴的。
クラッシックをそのまま熟成年数を上げて濃くしたような味わいなので、ステップアップにピッタリと言えるでしょう。
おすすめ度:
カナディアンクラブ ブラックラベル
原料:グレーン・モルト
容量:700ml 40度
地域:カナダ
価格:3,600〜4,200円
ブラックラベルは日本にオーガナイズした銘柄です。おーく樽で8年以上熟成させた原酒を使用。通常のカナディアンクラブに比べてオレンジや柑橘系の様なフルーティーさとオーク樽由来のバニラ感が特徴的。
おすすめ度:
カナディアンクラブ 20年
原料:グレーン・モルト
年数:20年
容量:700ml 40度
地域:カナダ
価格:1,600〜2,200円
深みのあるゴールド色をした色で、甘いキャンディーやレーズン、プラム、フローラルな香りが特徴的なボトル。20年以上熟成させた原酒を組み合わせることでカナディアンクラブらしいバニラ香りとシェリー樽由来の華やかさを掛け合わせている銘柄です。
おすすめ度:
カナディアンクラブ ライ(日本入手不可)
原料:グレーン・モルト
容量:700ml 40度
地域:カナダ
価格:入手未定
海外にはカナディアンクラブのライが存在します。
こちらは現在オフィシャルの取り扱いがなく北米で展開されています。他にも海外にはカクテルベースの缶缶も販売されている様です。
カナディアンクラブと一緒に検討したいおすすめ銘柄
カナディアンクラブといえばしっかりとしたバニラ香りとシャープな味わいが特徴的な銘柄。安価な価格帯で手に入りやすいため日常使いしやすい点も魅力的です。ハイボールやカクテルベースにピッタリな銘柄をセレクトしています。
カナディアンクラブより少し上の価格帯
原料:グレーン・モルト
容量:700ml 40度
地域:テネシー州
価格:1,800〜2,200円
隣国アメリカのウイスキーといえばこいつ。サトウカエデで濾過をしたクリアな口当たりと独特な香りが特徴的です。クセのある銘柄ですが、ロック、ハイボール、ジャックコークなど様々な飲み方ができます。
おすすめ度:
カナダといえばこの銘柄も人気だった
原料:グレーン・モルト
容量:700ml 40度
地域:カナダ
価格:3,000〜3,500円
並行輸入ものしか入手できない状況になってしまった。クラウン ローヤル大学生や社会人1年目によく飲んだという方も多いのではないでしょうか?以前はジャックと変わらない価格で入手できた銘柄ですが、現在は少しお高め。
おすすめ度:
まとめ
今回はカナディアンクラブについてまとめてみました。成り立ちからも割って飲みむスタイルがおすすめです。価格もかなり安価でしっかりとしたウイスキーが楽しめる点もかなり良いです。
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