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メーカーズマークの味わいや種類、歴史などを徹底解説

バーボン

メーカーズマークは、ケンタッキー州ロレットで生産されているバーボン・ウィスキーです。

メーカーズマークは他のバーボンとは少し変わった特徴を備えています。それは、バーボンの特徴であるスパイシーさを作り出すライ麦を使用していないことです。メーカーズマークは、ライ麦の代わりに蒸留所の周囲10マイル圏内の小麦を使用しています。そのため、スパイシーさの代わりに、小麦の持つやわらかな甘みを感じることができます。また、樽内部の焼き入れも「アリゲーターチャーNo.3」までにとどめていることも、その特徴として挙げられます。

本記事では、メーカーズマークの味わいや特徴、種類、歴史をご紹介します。

記事の最後では、メーカーズマーク以外におすすめしたいバーボンをご紹介していますので、参考にしてアメリカを代表するウィスキー、バーボンを楽しんでみてください。

メーカーズマークの特徴

メーカーズマークの特徴は、他のバーボンと違った特徴を数多く持った銘柄のプレミアムバーボンです。

その特徴は、小麦由来の優しい甘さと、樽内部の焼き入れをアリゲーターチャーNo.3で抑えることです。焼き入れを抑えることでスパイシーさも同様に抑えることが可能になります。

小麦が生み出すやわらかな甘み

メーカーズマークの一番の特徴と言えば、ライ麦の代わりに小麦を使用していることです。ライ麦由来のスパイシーさが抑えられる代わりに、小麦由来の穀物のやわらかな甘みが感じられるようになります。口当たりもやわらかく、ソフトに消えていく余韻が楽しめます。

樽内部の焼き入れを抑える

メーカーズマークは樽内部の焼き入れを行う際、「アリゲーターチャーNo.3」までに抑えています。タイル状になるまで焼くのではなく、その手前までに抑えています。こうすることで、スパイシーさやスモークフレーバーを抑え、メーカーズマークの特徴であるバニラやキャラメルの甘い香りを付けることができるのです。

メーカーズマークの種類

メーカーズマークは、小麦由来のやわらかな甘みが楽しめるため、スパイシーさが苦手な方にも楽しんでいただけます。ここでは、メーカーズマークのラインナップの中からおすすめのものをご紹介します。

メーカーズマーク

「メーカーズマーク」は、オレンジやはちみつ、メイプルシロップ、バニラのふくよかな香りが楽しめるクラフトウィスキーです。味わいもなめらかかつやわらかで、ふっくらとした小麦由来の穀物の甘みがあります。メーカーズマークを初めて飲む方にも、バーボンが苦手と言う方にも美味しく飲んでいただけるスタンダードなボトルです。

メーカーズマーク 46

「メーカーズマーク 46」は、焦がしたフレンチオークの板を熟成した原酒の樽に沈めて、数ヶ月の間後熟させた逸品です。キャラメルやバニラ、オーク樽の香りの絶妙なハーモニーが楽しめ、口当たりもまろやかかつリッチな味わいを楽しむことができます。長い余韻と芳醇な香りが楽しめるワンランク上のボトルです。

メーカーズマークカスクストレングス

【包装不可】 メーカーズマーク カスクストレングス 箱なし 700ml 並行

「メーカーズマーク カスクストレングス」は、樽から取り出した原酒を薄めることなくボトリングした1本です。原酒を加水していないため、アルコール度数は54%と高めになっています。メーカーズマークらしいバニラとキャラメルの甘みの中に、酸味や渋みも感じられ複雑な味わいが魅力的な逸品です。

メーカーズマークの歴史

メーカーズマークは、1780年にスコッチ・アイリッシュ系の移民であったロバート・サミュエルズがペンシルバニアからケンタッキーに移住し、農業のかたわら自家用ウィスキーを造りだしたことが始まりです。

1840年になると、孫のテーラー・ウィリアム・サミュエルズが蒸留所を設立しバーボン・ウィスキーの製造を開始しますが、禁酒法の施行によって一時的に蒸留所は稼働を停止せざるを得なくなりました。禁酒法撤廃後、製造をさしかいするものの軌道に乗らず、苦難の時代を迎えます。

1951年、6代目のビル・サミュエルズ・シニアが、ケンタッキー州ロレットのバークス・スプリングス蒸留所を買い取り、新しいプレミアムバーボン造りに着手します。ライ麦の代わりに小麦を使用すること、できる限り人の手で作ることを決め、1959年に現在のメーカーズマークが完成したのです。

240年間、手作りの心を大切にしてきたメーカーズマークは、トレードマークの封蝋も一つ一つ手作業で行っています。

バーボンおすすめの銘柄

ここでは、メーカーズマークのようなバーボンを更に楽しみたい方におすすめの銘柄をご紹介します。今回は、メーカーズマークと似たニュアンスの1本と、スパイシーさが特徴の1本をご紹介しましょう。

バッファロートレース

バッファロートレースは、現在操業している蒸留所の中では最も古く長い歴史を持っています。バニラやスイートオレンジ、チョコレートの甘い香りが特徴的です。味わいはしっかりとした甘みの中にバランスの取れたスパイシーさが感じられます。口当たりは刺激が少なく、マイルドで飲みやすくなっています。詳細はバッファロートレースのページをご覧ください。

ワイルドターキー

ワイルドターキーは、バーボン界のトップ・オブ・マスターディスティラー、ジミー・ラッセル氏が最高責任者を務める人気のバーボンです。メーカーズマークとは異なり、ライ麦の配合率が大きく、スパイシーな味わいとバニラやキャラメルのような甘い香りが特徴になります。詳細は、ワイルドターキーのページをご覧ください。

メーカーズマークのまとめ

メーカーズマークは240年の歴史を誇る、小さな蒸留所です。そのため、バーボン造りを一つ一つ手作業で行っており、その小ささこそがクラフトバーボンを作り出す下地となっています。

他のバーボンとは一線を画し、新しいバーボンを生み出してきました。そのスイートでソフトな口当たりは、まるでメーカーズマーク蒸留所で流れる空気、製造にかかわる人々の心を表しているのではないかとさえ思えます。

甘くやわらかなメーカーズマークを口に含むと、心までやわらかくなるのが感じられること請け合いです。

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