うーん。。。シングルモルトウイスキーに挑戦してみたいけど、何から飲めばわからない。
できれば、少しスモーキーさもあって蜂蜜のような甘い香りのするウイスキーってないかなぁ
予算は大体3000円前後だとなおいいなあ。。。
どこかに、そんなウイスキーないかなぁ
そんなあなたにお勧め、
今回はハイランドパーク12年です。
ハイランドパークの概要
ハイランドパークはスコットランドのキャスパ湾に浮かぶオーク二ー諸島、メインランドの最北端のハイランドパーク蒸留所で造られているウイスキーです。
ハイランドパークの創業は1789年いディヴィット・ロバートソンによって創業されました。
200年以上歴史のある蒸留所になります。
現在ではエドリントン・グループが所有しており、マッカラン蒸留所やグレンロセス蒸留所と同じです。
ハイランドパークとマッカランといえば、イギリスで非常に人気のあるブレンデッドウイスキーのフェイマスグラウスのキーモルトに使われていたりします。
ハイランドパークのようなライトスモーキーな感じがしないので飲みやすいウイスキーになっています。
厳選されたモルトと樽
ハイランドパーク蒸留所は現在でも独自で製麦を行っている数少ない蒸留所です。
一部オーク二ー諸島で取れる大麦も原料で使用しています。
また乾燥に使用するピートは蒸留所の近くで取れたピートを使用、また表層に近い若い若いピートも使用することで、アイラモルトとは雰囲気の違うピート感を演出しています。
また自前で作る麦芽はしっかりとピートを利かせて残りは本土の精麦工場・シンプソンズ者からノンピーテッドの麦芽を仕入れて、合わせて使用しています。
熟成にはシェリー樽を使用しており、木材はアメリカンシェリー樽とヨーロピアン・オークを使用しております。
そのため、ハイランドパーク特有の塩っぽさのないスモーキーさと蜂蜜を思わせるような甘い香りと舌ざわりのいい甘さが特徴です。
少し樽由来のスパイシーさもありますが、非常に甘いのが特徴です。
ユグドラシルのツタをイメージしたボトルデザイン
ハイランドパークのあるオーク二ー諸島は長らくヴァイキングの支配が及んでいた地域でした。
スカンジナビア半島やバルト海から木造船に乗ってノルマン人たち肥沃な土地を目指してたどり着いたのが土地がイングランドやスコッドランドだったわけです。
オーク二ー諸島の支配は14世紀の中頃まで行われていたようで、
ハイランドパークのボトルデザインにはヴァイキング文化の象徴であるノルウェーの世界遺産「ウルネスの木造協会」の壁面装飾、世界樹ユグドラシルのツタと獅子と龍が反映されています。
以前のクラッシックなボトルデザインで装飾等はありませんでしたが、今のボトルデザインはその土地の背景を反映させる素晴らしいデザインだと思います。
ヘザーハニーと評される甘い香りとスモーキーフレーバー
ヘザーという紫色のヨーロッパからアフリカの各地に分布しているハーブの蜜を集めた蜂蜜の香りが特徴的なウイスキーです。
理由は単純で昔ピートを炊く炊く際に一緒に雑草もヘザーも炊いていたそうで、結果的に匂いが移りいい香りになったという訳です、
またスモーキフレーバーも程よくあり、フルーティーとハニーフレーバーのバランスがいいのも魅力。
ハイランドパークの種類
ハイランドパークは近年限定ボトルを続々とリリースしており、一部プレミアム価格の商品があります。
入手困難なものも出てくると思いますので、出来るだけ早めに押さえておいた方がいいでしょう。
ハイランドパーク12年 ヴァイキングオナー
ハイランドパークのスタンダードモデルがハイランドパーク12年ヴァイキングオナーです。
スパニッシュオーク樽とアメリカンオークのシェリー樽で熟成しています。
ヘザーハニーと呼ばれる甘いピート香とスパイシーさが特徴です。
ロックで飲むと時間が立つにつれバニラ香が立ってきて雰囲気がガラッと変わる一本です。
値段は3500円~4000円で購入することができます
アルコール好きにはたまらない一本
また飲み方もストレート、ロック、ハイボールなどオールラウンダータイプです。
ハイランドパーク18年
ハイランドパーク18年は香り豊かなのが特徴。
オレンジやアロマ感のある華やかな香りが特徴です。
味わいは柑橘系やお菓子のような濃厚な甘さとスモーキーさ、樽感があります。
価格は1万2000円前後とシングルモルトウイスキーの18年ものとしては案外安い値段です。
ハイランドパーク25年
ハイランドパーク25年は、シェリー樽のファーストフィルのシェリー樽を使用し知恵ます。
ファーストフィルなので非常に樽が強く出ており、より濃厚な味わいになります。
価格は大体10万前後と跳ね上がります。
3000円台から買えるスタンダードボトルのコスパもかなり高いですが、18年熟成で1万円台前半に収まっているハイランドパーク18年もかなりコスパがいいです。
ハイランドパーク エイナー
ハイランドパークのウォーリアシリーズの一つ。
まだ現行の商品の在庫があるため、そこまで高騰していません。
オレンジの様な柑橘系の味わいが特徴的で、ノンピートなため初心者も安心して飲めるでしょう。
ハイランドパーク ヴァルクヌート
ヴァルクヌートは、北欧神話の神ヴァルキリーが神々との戦いで戦死した兵士につけた印を意味します。
アメリカンオークのシェリー樽を使用しており、ピートのスモーキーフレーバと甘い香りが特徴的な一本。
限定ボトルのため、今後値上がりするでしょう。
ハイランドパーク ヴァルファーザー
2017年に公開された北欧神話シリーズの一本。
フェノール値が他のボトルに比べて段違いに高く濃厚なハニー感が特徴的です。
ハイランドパーク ドラゴンレジェンド
北欧神話のジグルドを表現したシングルモルトです。
スパイシーでソルティーかつピーティー、蜂蜜やオレンジを思わせる甘味が特徴。
こちらも限定ボトルのため後々値上がりするでしょう。
ハイランドパーク 16年 ツインデッド タトゥー
タトゥーアーティストのコリン・デール氏とのコラボレーション商品です。
ファーストフィルのバーボン樽とスペイン産のリオハワインカスク(スペインの高級ワイン)をヴァッティングしており複雑な香りを楽しめます。
ハイランドパーク 15年
こちらも手に入らない系のボトルです。
ハイランドパークらしい味わいとクリーミー感が特徴的。
まとめ
限定ボトルが毎年のように出てて大体値上がりしています。それだけファンが多いということでしょう。
グレンモーレンジィも限定ボトルを毎年リリースしてこちらも値上がり傾向にあります。
味は間違いなく美味いので手に入りやすい12年とエイナーがおすすめです。
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