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アベラワーの味わいや種類・初心者におすすめの一本など徹底解説

スペイサイド

アベラワーとは

アベラワー(アベラワ)は、メキシコ原産の蒸留酒で、アガベ属の植物を主成分としています。テキーラと同じく、アガベを使用して作られる蒸留酒の一種ですが、製造方法や原料、地域などにおいて異なる特徴を持っています。

アベラワーの特徴・スペイサイドモルト

アベラワーはスコットランドのスペイサイドに位置するアベラワー蒸留所でつくられるシングルモルトウイスキーです。

元々はフランスで人気のスコッチですが、2019年世界のシングルモルト売上ランキングでは第9位にランクインしています。

受賞歴も立派で、2017年にはSWCS(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツコンペティション)で金賞、IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)金賞を獲得しています。

アベラワーはゲール語で「せせらぐ小川の川口」という意味だそうで、スペイ川とラワー川の合流地点に蒸留所が位置します。

ラムレーズンの香りが魅力的なウイスキーでスペイサイドらしい華やかさが感じられます。

シェリー樽とバーボン樽を掛け合わせるウイスキー

アベラワーはシェリー樽とバーボン樽で熟成されたウイスキーをバランスよく合わせることによってバランスの整えられたウイスキーです。

シェリー樽は南スペインのワイン樽をマスターティスティラーが厳選して使用していることのこと。

また熟成に使う樽を閉める木材もコルク栓採用。そちらの方がより不純物が早く気化するという考えだそうです。

初心者におすすめはアベラワー12年

以前はアベラワー10年がありましたが、終売してしまい。現行では12年がスタンダードボトルになっています。

スコットランドで製造される「12年」とは、原酒に最低12年熟成されたものが使われています。

アベラワーのシェリー樽とバーボン樽の調和感が感じられる一本です。

フィニッシュはわずかにスパイシーさが残ります。

アベラワーの種類

アベラワーのオフィシャルボトルは12年・16年・18年・アブーナの4本になっています。アブーナ以外はダブル・カスク マチュア―ドを採用しています。

アベラワー10年 フォレストリザーブ

現行のアベラワーは12年~ですが、10年のボトルもかつて販売していました。

Amazonでは通常のアベラワー10年はもう手に入らず、フォレストリザーブの平行輸入品が出回っているのみです。

フォレストリザーブの仕込水はベンリネス山中腹の水を使用。熟成にはバーボン樽とシェリー樽を使用。それをフレンチリムーザンオーク樽で後熟成しています。

ラムレーズンやバニラエッセンスのような濃厚な風味が特徴です。

アベラワー12年 タブル・カスク マチュア―ド

現行のスタンダードボトルになります。お勧めて紹介したようにアベラワーらしさを感じられます。

2017年IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)金賞2017年TSWM(ザ・スコッチウイスキー・マスターズ)金賞

アベラワー16年 ダブル・カスク マチュア―ド

アベラワー16年は、熟成年数16年以上のシェリー樽とバーボン樽を掛け合わせたシングルモルトです。

12年に比べるとナッツやスパイス、フローラル感が強いです。

プラムのようなフルーティーさとスムースなボトルでより樽のニュアンスが出ています。

アベラワー18年 タブル・カスク マチュア―ド

18年以上熟成されたバーボン樽とシェリー樽を掛け合わせたシングルモルトウイスキーです。

熟れたももとビターオレンジを組み合わせた香りが印象的です。味わいはバランスよく滑らかでクリーミー、ヘザーハニーを彷彿とさせるような甘味が印象的な一本。

アベラワー アブーナ

アブーナとは、ゲール語で「起源」を意味することばです。19世紀の創業時と同じ製法で作られています。厳選したスパニッシュオークのオロロソ・シェリー樽で熟成しています。

冷却ろ過を採用せず、カスクストレングスのためほかのアベラワーに比べ強烈なシェリー感を味わえます。

アベラワー蒸留所の歴史

引用:https://aberlour.jp/

1879年、ジェームス・フレミングがスコットランド スペイサイド地方のほぼ中心部にあたる場所にアベラワー蒸留所を建設しました。

清らかな水に恵まれたウイスキーづくりに適した場所に位置しています。設立された当初は聖ダンスタンの井戸水を使用していたそうです。

現在では仕込水にはベンリネス山の湧き水を使用。

アベラワーはジェームス・フレミングによって建てられましたが、結構火災にあったり、オーナーが変わっています・

1879年には大規模な火災が起き、建物が半壊、1898年にも火災がありここでも修繕をしています。1974年からフランスの大手ペルノ・リカール社に買収されさらに近代設備を増築しています。

原料の麦芽はすべてスコットランド産を使用しており、ポットスチルはストレートタイプのものを使用、熟成にはバーボン樽とシェリー樽を厳選しています。

国際ワイン&スピリッツ大会で金賞を何度も受賞している名蒸留所です。

まとめ

スペイサイド蒸留所の中でも正統派の蒸留所です。スペイサイド・モルトらしいウイスキーが飲みたい方や初心者におすすめです。

是非この機会に一本いかがでしょうか?

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